たまには注意馬ええやん

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3月の中京開催は風が味方する??

 

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小倉競馬が終了し、今週から中京競馬が開催。トレセンも朝方の気温が戻り、G1馬が続々と所属厩舎へ帰厩というニュースもちらほら入ってきていて、いよいよ2018年の競馬シーズンが盛り上がってきますね!

 

中京競馬と言えば、高松宮記念が行われる3月は1日で3つもレコードタイムが出た2016年から高速馬場化しており、今月の開催においても高速馬場化すると予想されます。

 

何でもない馬から飛び出る好タイムの理由に、路盤の改修工事から馬場が締まったということが取り上げられています。

路盤?改修工事? という方もいらっしゃるとは思いますが、いわば馬が走る芝コースの芝よりも深い地表をイジったことにより、地面が硬くなって前への推進力が大きくなったということです。

極端な例を出すと砂浜と陸上トラックくらいの差があったということでしょう。

 

 

 馬場が好タイムにおける主な理由だと思いますが、他にも「風」という要素はないだろうか?と疑問を持って調べたところ、風の影響は少なからず「ある」ということが分かりました。

 

というのも、中京競馬場のコースはローカルに代表される小回りコースで、中央競馬場の中で最もコーナーの半径が小さいコースだったのです。(初耳)

 

 

基本的に前に行く馬は追い風を受けて前が止まらず追い込み、差し馬が届かないといったケースがあって、先週の中山競馬場はモロその通りで前が止まらず人気薄の逃げ・先行馬が残るレースが少なくありませんでした。

 

空気抵抗の話になりますが、逃げ馬と先行馬が受ける追い風との関係があるらしく、例えば東京競馬場・阪神競馬場・京都競馬場のような道幅が比較的大きく、またコーナーの半径が大きいコースだと、後続馬が逃げ馬の受ける風を遮ることが出来ます。

 

中京コースのように半径が小さいコーナーでは、逃げ馬はコーナーで風を受けられるんですが、肝心の風向きが中々面白い方角を向いていたのです。

 

追い風を失った逃げ馬は馬場を頼るしかなくなり、それでも残るなら前半ラップで稼いだ距離の貯金が大きかったと言えます。

 

 

中京芝1200mのコースレコードが出た2016年3月27日の高松宮記念をその日の天候と風向、風量を振り返ってみます。

 

 

 

中京競馬場

緑色で示してあるポイントが観客席。方角は、その上の駐車場付近に「中京競馬場北」とあるように上が北、下が南です。

 

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 競馬場付近で過去の天気が取り出せたのは500m先にある大府という場所でした。

 

 

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www.data.jma.go.jp

 

風速3mは「顔に風が当たる感覚」・・・と言われても、うーん。強風ではないといった風量。

まあ、今回は風向きが知りたいので・・・

 

レースが行われた15時~16時の間の風向きは南西の3.4m/s。

コースで南西というと、ちょうど直線コースと平行になるような向きでした。

 

 

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 芝レースでは先行馬が有利になっており、逃げ馬の後ろで脚を溜めていた後続馬が、コーナーを抜けて直線に向かう時点で、最内を通ってスピードを失った逃げ馬を外から膨らみつつ交わし、直線は外目→真ん中→内目と進路を取って勝つのがこの日の勝ち馬のパターンでした。

 

高松宮記念と同じコースで行われた中京7Rと高松宮記念の直線に向く際の最内逃げ馬を見ていくことにします。

 

 

 2016年3月27日 中京7R芝1200m 13:20発走 風向き:西南西

 

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 発馬から逃げていた黒帽の3番。勝つのはその隣の赤帽5番、2着は隣の緑帽の後ろの橙帽、その隣、大外をまわった桃帽は4着ですが11番人気の人気薄馬。

 

 

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直線に進入してから追い風を受けながら外目を突いていく緑・橙・桃帽の各馬。最内の黒帽3番は追い風を遮られズルズル下がっていったと考えられます。

 

 

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残り100m地点では馬群がばらけて外目を追走する馬が多くなっています。

 

 

 

11R 高松宮記念(G1) 15:40発走  風向き:南西

 

 

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逃げ馬が内を開ける形で直線へ進入。勝ち馬のビッグアーサーの黒帽は真正面を向いていますが前から4頭目。2着馬ミッキーアイルは前から3頭目の赤帽で一旦先頭に立ちます。

 

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ほぼ並ぶ形で先頭の3頭の後ろに馬群が出来ているように、逃げた2頭はそのまままっすぐ走るのですが、追い風を受けられずそのまま伸びきれません。赤帽のミッキーアイルはずっと右に右に顔を向ける動作を繰り返し、ここからやや外目を走ります。

 

 

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中京7R同様、内目を通った馬が軒並み伸びず、内から外まで馬群がばらけていきました。3着は馬場の真ん中で追い込んだ馬ですが、ビッグアーサーの真後ろで追走している外の黄色帽⑩はハナ差4着ながら16番人気という人気薄馬でした。

 

 

 

馬場が高速化した中京において、南~西方向の風は直線に向いた馬にとって追い風となり、風除けの少ない外目を通った先行馬が強いということを頭に入れておくだけでもお得かも!?  という内容でした。

 

 

やっべぇ・・・早く寝なきゃ・・・お祝い騎乗についても書きたかったのですが、また来週ですかね・・・

 

おやすみなさい

 

・・・・・・・・・・・・補足・・・・・・・・・・・

 

参考までに

 

2017年3月27日 高松宮記念(G1) 稍重 風向き:西北西 

 

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最内の黒帽は直線道中で失速。注目すべきは2着に来たレッツゴードンキ。

 

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内目を走っている中で、各馬が外へ外へと膨らんでいく状況でここから食い込むように内へ促します。そこへ西方向の追い風。後ろに追い風を遮る馬はいません。

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レッツゴードンキは直線に向いてから後ろで追い風を遮る馬が全くおらず、ここから伸びて2着を確保しているあたり、追い風が味方したのかもしれません。

 

 

 

 

 

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